特に自分に課した取り決めもなく、自由に世界を旅しています。よかったら
こっちに来て最初に書いたブログの下書きが見つかったので保存のために載せておきます。
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飛行機で十数時間かけてアラスカのアンカレッジへ。
途中気圧のせいで腸がパンパンになり腹が痛くてしょうがなかった。あれ治す方法ないのかな。ガスピタンとか効くのか?
長時間の飛行機漬けのせいで寝床についた瞬間眠りについた。
泊まったところはスペナードホステルインターナショナル―spenard hostel internationalというところで、結構綺麗だしサービスも充実している。3時間掃除で働けば1晩無料になるらしい。自転車のレンタルもある。
ハウスペアレントのジョーさんもやさしい。この人ものすごく若く見える(行ってて20代前半くらい)けど、実際はどうなのか。年齢不詳。サイトで見つけた名前とは違うからバイトなのかな。ちょっとよくわからない。
猫が2匹いて、一匹は黒猫、もう一匹は尻尾の長い猫。
人慣れしていて尻尾の長い方は初入室したときに挨拶しにきてくれた。短く「ナッ」っと鳴く。
黒い方は高飛車な感じでマイペースな生活を送っているようだった。こっちは名前を聞いたんだけど忘れてしまった。Mが2回付く女性の名前だったと思う。アマンダみたいな名前。
次の日、歩いてダウンタウンへ。アラスカ1の大都市と聞いていたが、想像と違った。規模は小樽くらいかなぁ。ホステルから徒歩でだいたい1時間ちょっと。
途中ウェストチェスターラグーンという鴨がいっぱいいるところを横切ったのだが、そこに熊がいた。黒くて小さな熊ブラックベアだと思う。
距離にして1m。
見つめ合う二人。
間にはフェンス。
優しそうな瞳でじっとこちらを見つめている顔はまるで犬のようでかわいかった。
見つけた時はビビったけど。いきなり横から現れるんだもんなー。
その熊はカメラのついた首輪みたいなのを付けていたので、もしかしたら誰かが飼っているのかもしれない。
ダウンタウンで情報をもらおうと旧連邦政府ビルという所を訪れた。
しかしまさかセキュリティーチェックがあるなんて。ホステルにパスポートを置いてきてしまったせいで追い返された。
そんなに何か大事なものがあるのだろうか。ただのビジターセンターかと思ってた。
この日はすごすごと帰るはめに。
途中ゲームショップがあったので寄ったら日本でよく見る物が多かった。Xboxの種類が多かったから、やはりアメリカではそっちが主流なのだろう。
帰りにREIというアウトドアショップで道具を揃え、スーパーで今日明日の食事を買い帰宅。
思っていたより金を使ってしまった。
物価が割と高くて、たくさん買い込めば安いんだけどそんな食べれないし、腐っちゃうしで結局多く払わないといけないわけ。ヒドい、あんまりだ。
1日が結構ハードだ。やっぱり言葉が通じないって厳しい。
アンカレッジ行き飛行機で話した両サイドの人たちは1文の中で少なくとも1語は聞き取れたのに。2人は気を使ってめちゃくちゃフレンドリーに話しかけてくれて、易しい言葉に言い直してくれたり写真をみせてくれたりした。
でもこっちに来てからはみんな全然なに言ってるのかわからない。訛りもあるんだろうけど、全く聞き取れなくて困る。ずっと英語の勉強さぼってたからなぁ。
もう大変。
そんなこんなでまた明日ダウンタウンにチャレンジしてみよう。
現在よるの10時のはずなのに空がまだ青い、明るい。不思議なところだね。
朝7時、変な咆哮で目が覚めた。
低くくぐもった少し長めの声だ。
同時にのしのしと草をかき分ける音も聞こえた。
熊スプレーと鈴を構えテントのチャックを開ける。
鈴をならすと、奥の木々の隙間から黒い生き物が一瞬見えた。
不機嫌に鼻をならす音とともにすぐどこかへ消えてしまった。
熊だったとしたら、四つ足をついて1mくらいのヒグマだろう。
見間違いという可能性もある。
真実はわからないが、ある程度急ぎ気味で片付けそこを後にした。
朝は弱いのでなかなか調子が出ないのだ。
朝食にただでもらったというレーションを食べてから、キャンプカーに乗り込む。
道を教えてくれると言っていたのだが、途中まで乗せていってくれるらしい。
いったんノースポールへもどり、スーパーで食料を買いだめたようだ。
しかしこのおっさん、うまく言いくるめて買い物の一部を帳消しにしていたような・・・気のせいだろうか。
やはり慣れた人と買い物に行くとなると、1人のときとは少し調子が違う。
なんかこう、全て勝手がわかってるような気分になる。
ついていくだけで完了するというのも楽でよい。
1人じゃ見過ごしてしまうコーナーもじっくり見れてなかなか勉強になった。
それから、ハイウェイを突き進む。
どうやらこの先のキャンプ場でまたキャンプする予定だったらしく、
お前も泊まってくだろ?
と言ってきた。
どうせだからごちそうになろうか。
↑途中で寄った土産屋の置物。木と骨をつなぎ合わせてできている
現金がないと言っていたのでキャンプ代20ドル払った。
これくらいは払う義務があるだろう。
本人はあとで返すからと言っていたが、きっと返ってこない。
まず、ATMがない。
ダニエルのフレンドリーさでオーナーとも仲良くなり、お隣さんとも食事をシェアする仲になった。
彼らもこちらにとても気を使って話しかけてくれ、特にお母さんがよく笑いかけてくれた。
その人はうちのおばさんによく似ていたので親しみが持てた。
その日は少し遅く寝た。
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