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となりの国

特に自分に課した取り決めもなく、自由に世界を旅しています。よかったら

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節約しつつ、フェアバンクスで買い物道中


   ↑ホステルの犬Ringo。あとパグ犬が2匹いたが、リンゴが一番好きだ



電車でフェアバンクスへ。

そのまま歩いて昨日調べておいたホステル「ビリーズバックパッカーズホステル」に到着。

オーナー探しや会話に苦労しながら、数泊させてもらうことに成功した。

 

ここで疲れをとりつつ、これからのことを考えようと思う。

それと装備も整えなくては。

数日後、


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世界の車窓、おもにアラスカから


↑クリックしたら多少綺麗になるそうです。




昨日電車に乗り遅れたため、今日近くのホステルから歩いて駅へと向かった。


構内は人でごった返していた。

チケットオフィスで no reservation と言うと
女性のスタッフが

昨日も来ていたからなんとか席を用意できない?

というようなことを言ってくれた。
英語がわからないのも覚えていたらしく、こちらがわかりやすいように話してくれた。


電車内は意外に空いていて放送でガイドが町や地域の説明をしていた。

移動手段というよりは観光列車という意味合いが強いのかもしれない。


景色はきれいと言えばきれい。
ただ自分の中ではいまいちパッとしない。乗り物に乗って見ているせいだろうか。
とちゅうで写真を撮るのもやめてしまった。


酔いそうだったのでちょっとお昼寝。


この日は朝から何も食べていなかったので、電車内の売店でクッキーを買った。
カードしか使えないみたいなので諦めようとしたら店員の女の子がいい考えがあると言って、

2ドルちょうど持ってる?
と聞いてきた。

1ドルと20ドル札しかないと言ったら横から太ったおじさんが1ドル出してくれた。

店員は

あとは私のカードで払っておいてあげる。
と言ってくれた。


やさしい。



7時間30分でデナリ国立公園に着いた。

預けた荷物がなかなかこないので心配になったが、10分後くらいにもってきてくれた。


キャンプ場はほとんど予約でいっぱいだし、そこまでいくのに歩いて1日から4日くらいかかりそうだ。
普通はバスで行くみたいだが値段が高いのと半日かかるので乗る気がしない。

どうしたものか。


とりあえずホステル行きの無料シャトルバスを場所がわからず逃したので、
1番近いキャンプ場でキャンプ。

ここはリスがいっぱいだ。

そして少し寒い。

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アンカレッジへもどり・・・

中華系の人が営んでいるホテルに泊まる。
値段は高いが一人になりたかったのでしょうがない。

オーナーのお母さんが日本人だそうで、釣りしたいなら一緒に行こうと誘ってくれた。
興味はあり行ってみたい気持ちがあったが、なにせ荷物を盗まれたばかりである。
なかなか手が出ない。

渡された電話番号はそのままテーブルの上に置かれた。


日用品や装備を整えなくてはいけないのだが、なかなかいいものがそろわない。
荷物も満杯なのであまり買ってもいけないのだが。

ここで自転車を買うのも癪なので、アンカレッジからフェアバンクスまでは電車で行こうと思う。高いけど。



体の疲れがなかなか抜けない。


足の水ぶくれが割れた。

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イーグルリバーキャンプ場にて

ジェギーご一行にくわわったわけだが、これがかなり大変だった。




メンバーはメキシコ系のジェギーとエスキモー系の奥さんと娘に犬3匹、あとで本土からきた友人2人が加わった。


まず相手の言葉が訛りすぎてて95%わからない。
友人たちの言葉は少しわかるのだが、英語力不足がそれを無意味にした。


最初はいいムードだった。

飲み物や料理をごちそうになったり仲良く過ごせた。

だが言葉が通じないフラストレーションからか、少しずつ雲行きが怪しくなる。


そのうちこちらの悪口っぽいものまで出てきて、
やっぱり一人が良かったと根っからのコミュ障が顔を覗かせた。





次の日、蚊に全身さされながら起床。

筋肉痛を癒すために元々もう一泊するつもりだったのだが、気が乗らない。

だが体の状態からいって、これから何時間も重い荷物を背負って歩くのは無理だった。



それでも一緒にテントをたてたり一緒に行動していくうちにこの場にも慣れ始め、

向こうが一生懸命話しかけてくれるおかげで英語にも少しずつ慣れてきた。


これからの情報をもらうが、心配になることばかりだった。



どうやら近頃法律が変わり、熊被害が増えたために徒歩や自転車でデナリ国立公園へいくことを禁じられたらしい。
本当かはわからない。ネットで見たことがあるとは言っていたが。



ヒッチハイクを勧められたが、それは最終手段として
とりあえず電車を使おうかなと思っている。

公共機関よりヒッチハイクが後回しというのも変な話だが、これは自由な旅なので、物差しが他とは違うのだ。


その後は自転車を買うかもしれないしわからない。





その日の昼、サブバッグである黄色いデイパックがなくなった。


熊予防のため食べ物を専用ボックスに入れていたのだが、
中の小物や地図や日用品、情報や非常用かつダミーの財布などを抜いていなかった。

疲れていたのと、キャンプに誘われて急がされていたせいで抜き忘れたのだ。


まさかこんなに早く盗難に遭うなんて。
そのうち何かは盗まれるとは思っていたが、その日がこんなに早く来るとは。

カバン自体は捨てるつもりだったのだが、中身がなくなったのはつらい。



ただ、そのおかげで誘ってくれたジェギー以外とは仲良くなれた。

そして旅に必要な道具や自転車をもらえ、車で街まで送ってくれるという。


正直困惑した。
メインのバックパックはすでに満杯に近い状態だし、
食事もごちそうになっているのになんだか悪い気がする。

しかし
遠慮はいらない友達なんだから
と言っていたので遠慮なく頂いてこうかと思った。



次の日、動物に警戒されにくい体質とマッサージという魔の手によって犬3匹ともある程度仲良くなった。



昼になり自体は激変。

男二人はお互いや女性陣と喧嘩をし、男性陣の雰囲気が悪くなった。


英語がわからないだろうと、いいように言われ続けてきた俺もとうとう見限って
結局けんか別れした。



女性3人は最後まで優しくしてくれ、まだここにいてと頼まれたが、いい加減に腹が立っていた。

自転車はとんでもなく欲しかったがやはり誰かに頼るのは良くないだろう。これは俺の旅だ。

この人たちに関わったのがいけなかった。




後ろからこちらを呼ぶ男の声がするが、振り向かずにその場をあとにした。




これからはあまり人と関わらないようにしようと思う。

あと一言言えることは、



 俺は アラスカが 嫌いだ。



歩いて5時間後にアンカレッジの街についた。

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プロフィール

HN:
Rei
性別:
男性
自己紹介:
人嫌いがノープランで世界中を旅しています。