飛行機でメキシコシティに着き、重い荷物(自転車)を運びながらホテルを目指します。
夜の9時半に着く予定でさすがに危ないだろうとホテルを予約していたのです。
荷物チェックのゲートを出ると、いきなり一人の男に英語で話しかけられます。
どうやら今別の客待ちで暇してるから、なにか困ったことがあったら手伝うよ!
ということで、ホテルの場所を聞いてみました。
すると、
すぐ近くにあるよ、たしか4番出口だったと思うけど…ちょっと待ってね今確認してくるから!
と、レンタカー屋のところまでわざわざ聞きに行ってくれました。
そして戻ってきて何度もホテルの場所を言ってくれた後、
よかったらチップをもらえると嬉しい
と、こちらに来て初のチップねだり。来ましたよこれ!!
メキシコ通貨のペソは大きいのしか持ってなかったので、残っていたカナダドルのコインをあげました。
壊れかけの段ボールをヒイヒイ言いながら運び、4番出口へ向かったところ、予約したホテルの無料シャトルバスが迎えにきてくれるそうです。
さすが高いだけあった。
その日は疲れたのですぐに眠りたかったのですが、パソコンで作業をしなければならず、寝るのが遅くなってしまいました。
次の日、室内で自転車を組み立てます。
と、ここで重大なことを発見。
なんとペダルの片方の穴が削れてしまってはまらないではありませんか。
これでは自転車をこぐことができません。
しょうがないのでそのまま押していくことに。
しかしセントロ(ダウンタウンのことか?)までは遠いというボーイの言葉。
そしてここら辺、道がガッタガタなのね。
歩道の段差が、日本に比べたら断崖絶壁ってほど高いし、変なとこにへこみや出っ張りがあるから大変です。
大変すぎて、今度は荷台が壊れました。
この日は道に迷い、人に聞きながらウロウロしているともう夕暮れ。
夜になる前にと、近くにあったモーテルで宿泊。330ペソ。
高いけどカナダアラスカに比べたら、ね。
この値段でなかなか豪華なところでした。
ここら辺はパン屋が充実しているらしく、あっちこっちに菓子パンが売られています。
いくつも買って夜と朝のご飯にしましたが、当たり外れが大きく、今回は半々の引き分けといったところでしょうか。
昼に食べた屋台のタコスが、5ペソなのに大きくておいしかったのですが、とてつもなく辛くてこの先やっていけるのか心配になりました。
日本のカレーの甘口すら辛くて食べれないのです。
チリペッパー王国のメキシコ、大丈夫か!?
次の日も迷いに迷い、なんとか聞いた道をたどっていくと無事、安ホステルの日本人宿ペンションアミーゴに到着です。
同日にチェックインした人や他2人と一緒にルチャリブレを見に行きました。
日本人レスラーも数人いて、勝ちどきにマイクを手に取り、
何言ってんのかわかんねーんだよ!!!
と大声を張り上げてフィニッシュしたときが非常に印象的でした。
その後4人で屋台をまわり、この日は眠りについたのでした。
この時は知らなかったのですが、ここはかなりの高所らしく、どうりで息が切れるは夜になったら頭痛はするは、ずっと風邪だと思っていたので少し安心しました。
こうして長い長いメキシコシティの3日間は過ぎ去ったのです。
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