特に自分に課した取り決めもなく、自由に世界を旅しています。よかったら
次の日、ちょっと早起きしたのに、のんびり支度をしながらリスが楽しそうに松ぼっくりをテントに落とすのを見ていたら、いつもとそんなに変わらない時間の出発になってしまった。
特になにもなく進んだ。なにかあったとすれば、約110km走らなければならなかった(普段は40〜80km)のと、地図に1500m台のsummitを越えると書かれていたことだった。
そしてそれとは別に、
普通に道端にあるクマの足跡
普通に道端に出てくるクマ
この日は5回も遭遇、計6匹見た。この旅では通算9匹になる。ここらの熊は人間や車に慣れているのか、なかなか逃げようとしない。近距離になると逃げるのだがすぐに顔を出すし、熊よけの鈴を鳴らせば何事かと草むらから出てくるし、遠くから手を叩いてもチラッとこちらを見るだけでそのまま何かを食べ続けるありさまだった。しょうがないので奥の手を使う。熊に向かい『創聖のアクエリオン』のサビを歌ってあげた。するとサビが終わる前に急いで草むらの奥へと逃げ出した。一応、熊の去り際に「ありがとー」と言っておいた。
↑道はまだまだつづく・・・
疲れ果てながらそろそろsummitかと気持ちを引き締めたが、全然のぼりがこない。むしろくだっているではないか。頂上の看板の場所へ着いてみると「summit466」と書かれていた。拍子抜けだ。のぼり坂が少ない分楽かと思いきやそうではない。高い山と山の谷間を縫う形になるので、太陽が隠れてとても寒いのだ。下り坂が続くとなおのこと寒い。
8時近くになりようやくbellⅡrodgeへ到着。するとスティーブとマークが出迎えてくれた。よくやったな、と。熊6匹見たよ、と言うと、
俺たち1匹だけど、木に引っ掛けておいた食料をその熊に全部持ってかれちまったよ、昨日ね
と笑った。おそらくそこら辺のレストエリアにテントを張ったのだろう。それで酒を飲んで酔っぱらっているのだそうだ。
「ここはテント泊客でもホットタブに浸かれるし、そん中で酒が飲めて最高だ」
レストランに入るとちょうど終わりだから持ち帰りにしてあげる、とそこの店員の女の子が言ってくれた。しかも値下げしてくれるらしい。どうやらバイキング形式だったようで、数種類しかないものの箱をはみ出さない程度にどっさり入れて会計を済ませた。
キャンプの金も払い終え、腹が減っていたので目一杯食い、2人にホットスパに誘われたが海水パンツを持っていないため申し訳ないが断り、シャワーを浴びた。
次の日、レストランで二人にあったときはあきらかにテンションが落ちていた。二日酔いのせいなのか熊の事故のショックなのかはわからない。食料を分けてあげようかというと、すでにまわりの人達からたくさんもらったと言う。
出発するときになって、せっかくだから一緒に行こうと声をかけてくれた。
チームで走るのは初めてだったのでちょっとわくわくしたが、二人はすぐに先に行き、それからもう会うことはなかった。こちらがいつものペースでゆっくり走っていたせいでもある。
95km先のキャンプ場で夜を明かす。小さな店があり、色々売っていたので少しだけ買い足す。水は沸かさないと飲めないものだったので諦めた。
途中、他のキャンプ地で水を分けてもらったり、
「あーヨーグルトが食べたい」といいながら『マザー2』のBGMを口ずさんでいたら車がいきなり止まり、菓子パンとサンドイッチとヨーグルト、バナナ、オレンジが入った紙袋を、
もう家につくからと渡してくれたりした。
昔から運はいいほうだと思っていたが、これほどまでとは。これは運というより、周りの人たちの好意なのだが。
やっとこのルート36号線の端っこの村「キトワンガ」に着いた。
無料で泊まれる公園があったのだが、シャワーとワイアレスとティーピーというテントに惹かれ、RVパークで泊まることにした。
↑この入り口のクルクルのなかにはカミキリムシがぎっしり詰まっていた・・・
シャワーを浴びて洗濯をしていたら、スーパーの営業時間の6時を過ぎてしまい、レストランも遠いそうなので持ち合わせの食料を冷たいまま食べた。ガスは極力使いたくなかった。
やっぱり無料のキャンプ場を利用すればよかったかな、と思いながら眠りについた。
この日は5回も遭遇、計6匹見た。この旅では通算9匹になる。ここらの熊は人間や車に慣れているのか、なかなか逃げようとしない。近距離になると逃げるのだがすぐに顔を出すし、熊よけの鈴を鳴らせば何事かと草むらから出てくるし、遠くから手を叩いてもチラッとこちらを見るだけでそのまま何かを食べ続けるありさまだった。しょうがないので奥の手を使う。熊に向かい『創聖のアクエリオン』のサビを歌ってあげた。するとサビが終わる前に急いで草むらの奥へと逃げ出した。一応、熊の去り際に「ありがとー」と言っておいた。
↑道はまだまだつづく・・・
疲れ果てながらそろそろsummitかと気持ちを引き締めたが、全然のぼりがこない。むしろくだっているではないか。頂上の看板の場所へ着いてみると「summit466」と書かれていた。拍子抜けだ。のぼり坂が少ない分楽かと思いきやそうではない。高い山と山の谷間を縫う形になるので、太陽が隠れてとても寒いのだ。下り坂が続くとなおのこと寒い。
8時近くになりようやくbellⅡrodgeへ到着。するとスティーブとマークが出迎えてくれた。よくやったな、と。熊6匹見たよ、と言うと、
俺たち1匹だけど、木に引っ掛けておいた食料をその熊に全部持ってかれちまったよ、昨日ね
と笑った。おそらくそこら辺のレストエリアにテントを張ったのだろう。それで酒を飲んで酔っぱらっているのだそうだ。
「ここはテント泊客でもホットタブに浸かれるし、そん中で酒が飲めて最高だ」
レストランに入るとちょうど終わりだから持ち帰りにしてあげる、とそこの店員の女の子が言ってくれた。しかも値下げしてくれるらしい。どうやらバイキング形式だったようで、数種類しかないものの箱をはみ出さない程度にどっさり入れて会計を済ませた。
キャンプの金も払い終え、腹が減っていたので目一杯食い、2人にホットスパに誘われたが海水パンツを持っていないため申し訳ないが断り、シャワーを浴びた。
次の日、レストランで二人にあったときはあきらかにテンションが落ちていた。二日酔いのせいなのか熊の事故のショックなのかはわからない。食料を分けてあげようかというと、すでにまわりの人達からたくさんもらったと言う。
出発するときになって、せっかくだから一緒に行こうと声をかけてくれた。
チームで走るのは初めてだったのでちょっとわくわくしたが、二人はすぐに先に行き、それからもう会うことはなかった。こちらがいつものペースでゆっくり走っていたせいでもある。
95km先のキャンプ場で夜を明かす。小さな店があり、色々売っていたので少しだけ買い足す。水は沸かさないと飲めないものだったので諦めた。
途中、他のキャンプ地で水を分けてもらったり、
「あーヨーグルトが食べたい」といいながら『マザー2』のBGMを口ずさんでいたら車がいきなり止まり、菓子パンとサンドイッチとヨーグルト、バナナ、オレンジが入った紙袋を、
もう家につくからと渡してくれたりした。
昔から運はいいほうだと思っていたが、これほどまでとは。これは運というより、周りの人たちの好意なのだが。
やっとこのルート36号線の端っこの村「キトワンガ」に着いた。
無料で泊まれる公園があったのだが、シャワーとワイアレスとティーピーというテントに惹かれ、RVパークで泊まることにした。
↑この入り口のクルクルのなかにはカミキリムシがぎっしり詰まっていた・・・
シャワーを浴びて洗濯をしていたら、スーパーの営業時間の6時を過ぎてしまい、レストランも遠いそうなので持ち合わせの食料を冷たいまま食べた。ガスは極力使いたくなかった。
やっぱり無料のキャンプ場を利用すればよかったかな、と思いながら眠りについた。
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