特に自分に課した取り決めもなく、自由に世界を旅しています。よかったら
この投稿では、アラスカとカナダを通って勉強になった旅行者知識を記していきたいと思います。
まずは言語。
アラスカの英語は方言と訛りが強く、モゴモゴしてて何言っているのかわかりません。しかもこちらの英語が下手だとちゃんと聞いてもくれない人がほとんどでした。英語中級者以下の人はかなりイライラさせられると思うので気をつけてください。you're welcomeをyou're welと言ったりします。
カナダ北西部に入ると、フランス語をしゃべる人や中国人が多くいるためか、英語が苦手な人に優しい人が増えます。相手方も片言の英語を話すことがよくあり、そういう人とは英語ネイティブの人よりも話が通じ合いやすいです。ただし、やはり独特の方言や訛りがあります。
金銭面。
両方とも日本より物価が高いです。カナダは気持ち安めですが、それでもほとんど変わりません。
普通のホテルやモーテルが平均$100前後。1万円くらいですね。安いところで$75くらい。ボロボロの部屋だと$40くらいで泊まれるところもたまにあります。交渉すればもっと安くなるのでしょうが、言葉がある程度以上でき、なおかつ容姿や声質のよさ、言い方や表情、世間話や宿環境の欠点の指摘などといった交渉術が要求されてくるはずです。
ドミトリー(相部屋)のホステルは、ダウンタウンで$30、郊外で$25くらいが相場みたいです。たまに$10のところもあります。ユースホステルの会員証が使えないところばかりです。使えたらラッキーという気持ちでいたほうがいいと思います。高めなところだとまだ使えるのかな?
買い物は大きなスーパーよりも小さなストアのほうが若干安いことが多いです。
カナダでは大抵どこでもUSドルを使えますが、場所によってはUSドルが低く見られます。1ドル=95セントくらいで勝手に計算してくるので気をつけましょう。同価値で取引する店もあります。
マネーショップなどでUSドルをカナダドルに換えると、100ドルが101~2ドルになって返ってきますので、使い切る分だけ換えておいたほうがお得です。多分それ以前に、円をカナダドルに換えておいたほうが安上がりになる気がします。調べていないのでわかりませんが。
チップはそこまで気にする必要はないみたいです。かわいい子がいたらあげたらいいんじゃないですか。そうそう、white horseのイタリアンの店にすんごくかわいい新人バイトっぽい女の子がいてねぇ…(略)
キャンプ。
アラスカとカナダは熊がめちゃくちゃ多いです。現地の人からそれを何度となく言われます。キャンプサイト以外で野宿すると熊が寄ってくるので、食べ物をテントから100m離す・食事は寝る場所から300m離れたところでする など、臭いを嗅ぎ付けられないようにする必要があります。
アラスカでは、道路のレストエリアなどでもテントを張れます(本当はダメかもしれないが、他の人も車で泊まってた)が、カナダではどこのレストエリアでも「キャンプ禁止!」の看板があります。
キャンプサイトの料金は、国が運営している所は$10~$16くらい、個人で経営している所は$15~25くらいでしょうか。たまに無料で泊まれるところもあります。
キャンプ場に設置されているフードロッカー(bear safety)は、鞄ごと入れると普通に盗まれますので、なんだか嫌ですが食料だけ取り出して中に入れておきましょう。
薪はほとんど有料で一束$7くらいします。無料のところもありますが、カットされていないので手斧や糸鋸がないと使うのはなかなか難しいです。以前丸ごと燃やしてみたんですが、発熱はするけど火はでないという事態に陥りました。その時は親切な隣のキャンパーが細く切った薪を分けてくれたので、無事に火を起こして料理することができました。
アラスカでは飲める水がどこのキャンプサイトにも大体ありましたが、カナダ西部の山中では煮沸しないと使えない水が多くなってきます。ここら辺はエキノコックスがあるので、川の水を含めそのまま飲まないようにしましょう。最悪、数年後に死に至ります。
動物たち。
熊はブラックベアとグリズリーの2種類がいます。ブラックベアはよく見かけますが、臆病な性格らしく、遠くにいる時に気づくと逃げていってくれます。ただし、街に近い場所だと人間になれているため逃げないものもいるそうです。驚かせたり子どもに近づいたりしなければ襲われることは稀だそうですが、注意は必要です。
グリズリーは体が大きく好奇心が旺盛で凶暴です。出会ったらかなりまずいです。最悪戦わなくてはなりませんが、運がすごくよくても怪我は避けられないそうです。
また、子連れのムースも危険なようです。
リス等の動物はそこら辺にたくさんいますが、狂犬病をもっているので近づいてはいけません。餌をあげると近寄ってくるようになるので危険です。狂犬病の致死率はほぼ100%です。
カナダ西部を縦断する場合、ルートがcassiar highway(route37、海沿い)とalaska highway(route97、ロッキー山脈沿い)があるのですが、37のほうは熊が多く、97のほうはバッファローが多いみたいです。バッファローも突進されると大変ですが、普段はあまり動かないそうです。そう聞きました。
トイレ。
どの街にも大抵あるvisiter centerはトイレが清潔です。街に着いたらここが拠点になることでしょう。また、レストランやショップなどのトイレも使い勝手がよいです。
レストエリアなど森や山の中の公衆トイレはボットン便所でとても汚いです。これは慣れで平気になります。がんばってください。カナダではきれいな公衆トイレが出てきて感激しますが、やっぱりボットン便所ですので残念でした。個室の空間自体は広いです。置き引きには気をつけてください。
街。
アラスカは発展しているのか、都会から離れてもある程度の大きさの街が点々としています。食料には困らないので、水の心配をしていれば大丈夫です。
カナダ北西部は保護区が多いせいかそれともまだ未開の地なのか、街と街の間隔が広がっています。特にブリティッシュコロンビア州北部(highway37とか)は、地図に名前が載っている村に行っても食料が買えなかったりするので注意です。また、地図に名前があってもすでに閉店しているところがかなりあるので、あまり期待しすぎるとがっかりします。
ストーブのガスカートリッジ。
snow peak(白いの)のガス缶を持っていったのですが、今のところアンカレッジでしか目にしていません。cole man製のものはスーパーなんかでもよく見かけます。アウトドアショップでよく見かけたのは赤いボンベ型のやつ(SMRだったっけ?)と灰色のやつ(名前忘れた)でした。調理をメインでやっていきたい人は調べていったほうがいいと思います。でも南米から来たというチャリダーもsnow peakのものを持っていたので、この現象は北米だけかも?
こんなものでしょうか。まだなにかあったら思いついた時にでも書きたいとおもいます。
それにしても、そこら中に自動販売機とコンビニがある日本は本当に旅がしやすい国だったと改めて実感しました。
プロフィール
最新記事