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となりの国

特に自分に課した取り決めもなく、自由に世界を旅しています。よかったら

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トラックの運ちゃん他に絡まれる日

タイヤの心配をしつつ、ケレタロからサンミゲルデアジェンデへ向けて走り出す。



信号待ちの時に、おじさんが話しかけてきた。


11月の終わりに、マウンテンバイクでサンミゲルまで辿るサイクリングレースが開催されるらしい。


おじさんはその主催者で、それでこちらに興味を持ったという。


多少英語がしゃべれるようで、2人でカタコトの言葉を少し交わし、別れた。



町からはずれると、ハイウェイはまっすぐ延び、まわりは荒野につつまれる。


かといって自然しかないわけでもなく、レストランやコンビニやタコスの屋台が等間隔に並んでいる。






腹が減ったので、とちゅうのタコス屋で昼食を食べることにした。



タコスを注文すると、トイレで手を洗ってこいというジェスチャーをされる。


なるほど、屋台のタコスで腹痛になる原因は、手が汚れているせいもあるのかもしれない。


勉強になった。



3つ頼んだのだが、調理しているおじさんが気を利かせて3種類別々のものを出してくれた。


おいしいタコスを食べ終わり、会計を済ますと、店のお母さんが話しかけてきた。


それにつられて先客の男達3人に絡まれた。


彼らはトラックの運転手らしく、これから太平洋側の町まで行くらしい。


方角が一緒だったら乗せていってやるのに、


というようなことを言ったみたいだ。


が、なにぶんスペイン語がわからないので、真実は闇の中。



意思疎通ができないのになぜか気に入られたようで、ビールを1本おごってくれた。


3人の中の一人が小さな青リンゴをくれ、お母さんが大きめのペットボトルの水を手渡してくれた。



ビールで乾杯する。


が、言葉が通じないのですぐに無言になる。


3人が会話をし、たまにこちらへ振ってきてはあやふやに話が流れる。



危険な感じがしたが、何事もなくみんなと別れた。



ハイウェイから逸れ、山道へ入る。


山といっても見渡しはよく、空は遠くまで広がっている。


サンミゲルまであと20kmというところで、夕方ちかくになっていたので


今日は田舎のモーテルで夜を明かすことにする。


値段も200ペソと安い。





少し離れた集落へ行ってどう見ても駄菓子屋の、商店兼レストランの入り口をくぐる。


そして飲み物とトルタ、朝食にする菓子パンを買った。



トルタ(ス)とは、メキシコの具沢山サンドイッチといったものだ。


四角いパンにトマトやキャベツ、肉もしくはソーセージ、ハラペーニョ、アボカドなどを挟み込む。


サブウェイのサンドを想像してもらうと近いかもしれない。





部屋に戻ってからトルタにかぶりつく。


これがめちゃくちゃうまい。


今まで食べたトルタの中で抜群に1番だ。


辛いのを抜いてくれたからというのもあるかもしれないが、


ソーセージから出る旨味が広がり、アボカドのマイルドなコクで全体がまとまっている。


マンゴーもそうだと前に書いたが、こちらのアボカドもまた、臭みが少なくとてもおいしい。



もっと食べたかったが、さすがに村とモーテルをもう一度走るには距離があったし、外も暗くなってしまった。


ネットも繋がらないので、この日は寝ることにした。




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Rei
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自己紹介:
人嫌いがノープランで世界中を旅しています。